静脈内鎮静法について
静脈内鎮静法とは
静脈内鎮静法(セデーション)とは、鎮静剤を静脈に投与し、意識を落とす方法です。
治療中は、歯科医師とは別の麻酔科専門医が全身の状況を常に監視しながら状況をコントロールします。
セデーションの場合全身麻酔とは異なり、呼びかければ応答できる程度の意識は残り
ます。
恐怖感から歯医者への受診を避けていた患者さまへの治療を可能にしています。
静脈内鎮静法の注意点
- 治療直後はふらつきや眠気が生じる場合があります。十分に回復するまで、院内でゆっくり休んでいただき
ます。 - 治療当日は車や自転車の運転ができません。
- 治療前は食事の制限があります。
- 治療当日は飲酒や激しい運動はできません。
施術の流れについて
一般的には肘の静脈に針を刺し、点滴をしながら痛み止めのお薬を投与していきます。
麻酔が効いてくると、ウトウトと眠った状態になり、気付かないうちに治療が終了しています。
歯科の治療は、振動や音を伴う操作も多くなりますが、静脈内鎮静法により、こうした刺激や痛みも感じません。