噛み合わせ治療
(顎関節症)について
噛み合わせ治療
(歯ぎしり、顎関節症の改善)とは
当院では、患者さまの症状やお悩みに合わせて、お口全体の噛み合わせの位置やバランスを正しい状態に整える『噛み合わせ治療』にも対応しています。
噛み合わせは、顎周りの違和感や痛みだけでなく虫歯や歯周病のリスクや、全身のさまざまな健康にも深く関係していることが分かってきています。
そのため噛み合わせを正しく整えることで、お口の中の健康を守り、さらに全身の健康増進にもつなげていくことが可能です。
お口周りや顎周りのことで気になることがありましたら、一度当院へご相談ください。
噛み合わせセルフチェック
- 口が大きく開かない
- 口を開ける時にクリック音(パキンという音)、痛みがある
- 朝起きると顎周りに疲れたような違和感がある
- 奥歯で噛むとピリッと痛むことがある
- 治療した歯の詰め物や被せ物がよく外れる
- 歯が細くなり歯茎が痩せてきた
- 歯が短くなってきた
- 慢性的な肩こりや偏頭痛に悩まされている
- 全身的に気怠さがある
※上記に3つ以上覚えのある方は噛み合わせに問題があるかもしれません。
噛み合わせとの関連が考えられる
症状とは
1顎周りの痛みや違和感
「口を開けるとカクカク音が鳴る」「朝起きると顎周りがだるい・違和感がある」「口を大きく開けづらい・開くと痛い」などの症状は、歯ぎしりや顎関節症が原因であることも少なくありま
せん。
症状が重くなると、口を自由に開け閉めすることができなくなる場合もあるため、マウスピースや噛み合わせ治療で改善を図ります。
2慢性的な肩こりや全身の倦怠感
「噛み合わせの不正(ズレ)によって、顎周りだけでなく肩から首にかけての筋肉にも過度な負担がかかってしまいます。そうした負担が積み重なることで、慢性的な肩こりや首の痛みを引き起こす原因となるケースがあります。
噛み合わせの不正が偏頭痛や全身の倦怠感、自律神経の不調といった全身の健康にも影響を及ぼす可能性があり、こうした症状は噛み合わせを正常に整える治療をすることで改善できる場合があります。
噛み合わせによる
主な症状・治療法について
歯ぎしり・食いしばり
上下の歯をギリギリと擦り合わせたり、強く歯を噛み締める食いしばり、上下の歯を小刻みにカチカチとするなどが挙げられ
ます。
朝起きると顎が疲れていたり、歯がしみる(知覚過敏)といった症状が気になって歯医者に受診して初めて気づかれるというケースも少なくありません。
歯ぎしりや食いしばりは、睡眠中または日中に無意識のうちにしてしまっていることがほとんどですが、成人の10%前後が睡眠中に歯ぎしりまたは食いしばりをしているという報告もあります。
歯ぎしり、食いしばりによる悪影響
- 歯がすり減る、欠ける
- 歯の根の破折
- 歯周病の悪化
- 顎関節症の悪化
- 被せ物や詰め物が取れる、割れる
- 肩こり、腰痛、偏頭痛など体の不調
※いびきや「睡眠時無呼吸症候群」との関連性も報告されています。
治療法
歯ぎしりを防止するためのナイトガード(マウスピース)の作成や患者さまの症状に合わせた方法で改善を図ります。
歯ぎしりについて
歯ぎしり(ブラキシズム)は、歯をすり合わせたり強く噛みしめたりする行為です。自覚の無い方も多いかもしれませんが、睡眠時など無意識に歯ぎしりをしている方も多いです。
一般的な治療法は、スプリント(マウスピース)を装着し、歯ぎしりの負担を軽減させます。歯ぎしりの原因はストレスである可能性が高いため、ストレスを軽減することが最も重要です。
歯ぎしりが及ぼす悪影響
- 歯が折れる、すり減る
- 歯の根の破折
- 被せ物や詰め物が外れる、割れる
- 義歯が割れる
- 歯周病の悪化
- 顎関節症の悪化
- 肩こり、腰痛、偏頭痛、あごの疲れ、
目の奥の痛みなどの体調不良 - 横で寝ている人の迷惑になることがある
- 睡眠時無呼吸症候群との関連性が
指摘されている